第30回 東京モーターショー参考出品車
革新のクリーン&リサイクル、水素自動車 HR-X2
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現在、廃車されたクルマからリサイクルされる物のほとんどは金属が中心。
プラスチック材は分別がし難く、そのほとんどが廃棄処理されている。
これに対し、HR-X2が提案するのはクルマの全構成部品をそっくり簡単に再利用するシステムで
マツダが独自に開発した『液晶ポリマー強化プラスチック(再使用を繰り返しても強度低下しない)』という
ボディー素材用新プラスチックを使用している。
プラスチック製のアッパーボディーと金属製アンダーシャシーの別体構造や、操作系やライトなどの
機能部品を集めたフロントとリアの機能ユニットなど採用し、リサイクルに伴う解体・分別作業の効率化を実現。
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更に、高出力の得られる水素ロータリーエンジンとの組み合わせで、
「空気をよごさない」、「クルマを使い捨てにしない」というコンセプトを具体化させた。