ロータリーエンジンの種類
Last Updated on Jun.11,1998


世に出た基本となるマツダのロータリエンジンは、私が知る範囲では大きく分けて8種類です。
(10A, 12A, 13A, 13B, 20B, 13G, 13J, 26B)

13A以外のエンジンはローターの幅だけが異なり、"おむすび"の大きさは共通の様です。
・・・まだまだ勉強中・・・良い参考書無いですか??・・・間違いが有れば教えて下さい。


10A491cc×2RE-10A
ローター幅 = 60 mm
偏 心 量 = 15 mm
ローターサイドシールは3重に設けられていた

1967年(S42) 5月
世界初の2ローター・ロータリーとして
コスモスポーツ に搭載
110ps/7,000rpm 13.3kg-m/3,500rpm

翌年改良
128ps/7,000rpm 14.2kg-m/5,000rpm
12A573cc×2ローター幅 = 70 mm
偏 心 量 = 15 mm
ローターサイドシールは2重に変更

1970年(S45) 5月 カペラ・ロータリー に初めて搭載される
(120ps/6,500rpm 16.0kg-m/3,500rpm)
13A655cc×2ローター幅 = 60 mm
偏 心 量 = 17.5 mm

10Aとローター幅が同じで、ローター自身が大型
(エキセントリックシャフトの偏心量も大きい)

1969年(S44)10月〜1970年(S45) 6月 ルーチェ・ロータリークーペ のみに搭載
126ps/6,000prm 17.5kg-m/3,500rpm
13B654cc×2RE-13B
ローター幅 = 80 mm
偏 心 量 = 15 mm

1973年 Luce AP に初めて搭載される
(135ps/6,500rpm 18.3kg-m/4,000rpm)


その後開発されるロータリーエンジンのベースとなる

第31回東京モーターショーで出品された
RX-01MSP-REへとさらに進化し続けている
20B654cc×3RE-20B
コスモに搭載され、初めて市販された3ローター
13G654cc×3RE-13GB
MAZDA 757に搭載
1986年 ルマン 24:リタイア
1987年 ルマン 24総合7位(日本車史上最高位)

市販バージョンが 20Bとなる
13J
13J改
654cc×4RE-13J
13J
'87年11月 富士 500km MAZDA 757E に搭載、
開発テストされる。


13J改(13J改良型)
550ps以上/8,500rpm 50kg-m以上/8,000rpm

MAZDA 767に搭載

1988年 ルマン 24
203号車 総合15位、クラス優勝

13J改2654cc×4RE-13J2
2段切り替え可変吸気システム採用。
630ps以上/9,000rpm 52kg-m以上/8,000rpm

MAZDA 767Bに搭載

1989年 ルマン 24
201号車 総合7位、クラス優勝

26B654cc×4RE-26B
MAZDA 787Bに搭載
1991年 ルマン 24:総合優勝(日本車史上初)

3プラグ、リニア可変吸気システム
700ps/9,000rpm 62kg-m以上/6,500rpm
自然吸気で 150ps/l という事になる



他に、軽自動車用 360ccシングルローターエンジン、単室容積 737ccの 15Aロータリー、
小型3ローター、4ローター等、ロータリー開発初期にいろいろ試作されている様です。
下記にそれらについてデータが有り、ロータリーエンジンの詳しい歴史を見る事ができます。
Wankel Rotary Combustion Engines Motors and Vehicles





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