エアクリの履歴 2

なぜ、わざわざラムエアからノーマルボックスへ戻したか??
ラムエア(エアグルーブ)などはノーマルボックスに対して
・吸気容量が増える
・吸気温度が一気に下がる
などと言う特性が有ります。
ここで問題になるのは走り出すと吸気温度が一気に下がる事です。
確かに吸気温度は低い方がパワーが出ます。っと言う事は、その分、燃料も必要になります。
FD3S の吸気温度はエンジン上部の熊手インテーク部分で測定されています。それはオーナーの方ならご存知ですよね?[:上上:]
そうです、その部分はなかなか温度が下がらず、実際の吸気温度と測定される(ECUに送られる)温度に差が生じます。
  インテークがエンジンに暖められ、それに取り付けてある吸気温度センサーが
  影響を受けてインテークの熱を拾ってしまう。
『実際は冷たいのに、熱い』っと、誤測定されてしまう可能性が高くなります。すると燃料が不足し、例えば、渋滞を抜けた後にフル加速なんぞしてしまうと、最悪ブロー?、まぁ、そこまでは行かなくても、負の要因を蓄積する事になります。
それを防止するためには、燃料が不足しない様、あらかじめ濃い目のセッティングにする必要が出て来るのです。
通常は、そう言う事も加味して最適(=安全方向=濃い目)にセッティングされているのに、更に濃くする必要が有ると言う事です。逆の言い方をすれば、濃すぎるセッティングになると言う事です。
ノーマルボックスであれば温度の下がり方が極端ではなく、ややゆるやかに下がり、熊手インテーク部分との測定差も小さくなります。ね!、元々の設計が、こうなってるんですよ。
なので、ポートもイジッていない、ブーストアップもしていない、触媒もフロントパイプもノーマル、、、の、そんな Asmic FD3S の場合に限っては、やはりノーマルボックスが一番適切、かつ、必要にして十分な性能を持っている事になるのです。
あらかじめベストな燃調にセッティングしておきやすい環境なのです。
パット見派手なキノコだとか、なんかイジッテルぞぉ!、ノーマルはダサイぞぉ!、みたいな、ワケわかんねぇ若い頃も有りましたが、
・・・・・あややも『すべて意味が有る』と唄ってるでしょ!…..[:ぎょぎょ:] ぇ!?

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