『崩れ落ちる兵士』 真相、推理
『NHKスペシャル』は予想以上の内容でした。
初めて見た時以来、30数年間『崩れ落ちる兵士』は、『ロバート・キャパ』がライカで撮ったもの、と思っていましたが、こうも完璧に調べ上げるとはね。[:ぎょぎょ:]
結論(新説)は、
・『崩れ落ちる兵士』は写真に撮られたこの瞬間、戦闘で撃たれてもいないし、
死んでもいない。ただ斜面で転んだだけ。
・写真を撮ったのはフリードマン(ロバート・キャパ)ではなく、
もう一人のロバート・キャパ(ゲルダ)がローライフレックスで撮ったもの。
っと、意外なものでした。(Wikipedia の『崩れ落ちる兵士』も加筆されてます)
でも、それが世紀の一枚とされてしまった為、フリードマン(ロバート・キャパ)はその後の人生が大きく変わる事になり、真の写真家となる。やがてノルマンディーの写真を撮る事になる・・・
だったのでしょう。
後から知ったのですが、『文藝春秋』2013年1月号に「キャパの十字架」として沢木耕太郎氏の執筆が有ったんですね。
真実がどうなのか、今となっては何人も知る由もありませんが、たぶん、これが『真実』に近いのでしょう。買った事も、立ち読みをした事も無い『文藝春秋』ですが、バックナンバーを注文しました。
キャパの『ちょっとピンぼけ』も、30年ぶりにじっくりと読み返そうかと思います。
横浜美術館で「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」と言うのをやっているそうです。是非、この眼に焼き付けておきたいと思う、写真展です。行きてぇ〜〜〜!! [:ダッシュ:]
・ロバート・キャパ (架空の人物)
・「ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家」(弐代目・青い日記帳)
是非、最後まで読んでみてください。[:下:]
・ロバート・キャパの背負った戦場カメラマンとしての「十字架」(那和秀峻の写真論)
<追記 2月7日>
『文藝春秋』で、2段組み100ページを超える内容。
発売日はまだですが、本になっていた様です。『キャパの十字架(沢木耕太郎)』
あまりにもこの写真が有名になり過ぎて一人歩きを始めたため、キャパは真実を話すことが出来なくなった。大きな十字架を背負ってその後の人生を生きてゆかねばならなくなった・・・