第11作 練られたストーリー

第11作 ’93冬(ひとりぼっちの波)/ 麻生 祐未(1993年 1月7日 放送)
季節はずれの海岸物語』重箱の隅つつき。懲りずに隅を、つつきます。

前に
圭介とマドンナ役の祥子が見合いをする・・・でも、見合いではなかった・・・っと言う、ドラマでしかあり得ない、非現実的な話からスタートします。 』っと、書きましたが、

そのシーンを抜き出してみました。

 出会って5分で失恋しちゃったんだよ。
  最短記録よね!

出会って5分で・・ 』語呂の良いセリフですが、ここまで来るにはストーリーやセリフの見直しが何度も行われたんでしょうね?

っと、言うのも、この第11作に限っては2種類の台本を入手しています。

片方は『 準備稿 』で、本番用ではなく、更に変更が有る事を『 意思表示 』した物です。
もう一方は、特に何の記載も無く、これが最終版(決定稿)なのかどうかの判断は難しい所です。

2冊の台本の『 出会って5分で・・ 』の部分を比べてみると、こんな違いが有ります。


準備稿 』の『 出会って15分で・・ 』よりは『 出会って5分で・・ 』の方が、はるかに語呂は良くなります。でも、これらの台本や実際のオンエア、ノベライズ本などの内容を比較してみると、それぞれに大きな違いが有ります。ノベライズ本には『 出会って5分で・・ 』の部分そのものが全く有りません。

勿論、全てのセリフが『 台本通り 』と言う事はないのですが、この回は特に、台本とオンエアの内容が大きく異なる部分が、他の回と比較するとかなり多く存在します。

もしかしたら、お笑いの『 鶴太郎 』さんによって、
また、多彩な役をこなす『 麻生祐未 』さんによってアドリブ的に面白くされているのかも知れません。

追々書こうと思いますが、この第11作には、私の持っている台本には全く無いシーンがオンエアされている所も有ります。

台本の中には『 第4作 ’89夏 』『 第5作 ’90冬 』の様に『 決定稿 』と印刷されている物も存在しますので、第11作に『 準備稿 』が有るくらいですから、私の持っていない『 決定稿 』も有るのかも知れません。

もしも『 決定稿 』と記された台本が有るとしたら、ストーリーが練り上げられていく過程や、
圭介と祥子 』の掛け合いは、台本ではどの様に表現されているのか?、等々、少しばかり見比べてみたい様な、気は、、、します。

第11作の2種類の台本は、大きなストーリーの流れはだいたい同じですが、細かく見ていくと
ホントに同じドラマ? 』っと、思える程に違いが有ります。

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