第12作 ・・・別れの意味
第12作 ’93秋(愛に微笑みかけたくて)/ 西田 ひかる(1993年 9月 27日)
『季節はずれの海岸物語』重箱の隅つつき。。。懲りずに隅を、つつきます。
『 春文の死 』
意外なシーンから始まりますが、最終回までの
ストーリーを知っている、ストーリーがわかっている
今となっては、それが重要な意味を持つ事が
理解出来ます。
第4作 春文が北海道に転勤、一緒に湘南を出る とっこちゃん。
第5作 離婚、湘南へ戻って来ても、心の中では春文と決別出来ない とっこちゃん。
それを、どんな場面でも暖かく迎え、見守る 圭介。
積み上げられ、創られ、表現されて来た
『 とっこちゃんの一途な性格 』と、
『 圭介像 』。
そんな背景が有ってもなお、『 最終回ラストシーン 』の
ドンデン返しを迎えさせるためには、この『 別れ 』は、
必然的な演出だったのかも知れません。
。。。。っと、思いませんか??
第8作以降、回想シーン以外では出て来る事が無かった『 春文 』と、明確に『 別れ 』を演出する必要が有ったのです。そうしないと、とっこちゃんは圭介を、圭介はとっこちゃんを、受け入れる事が出来ません。
第12作 ’93秋(愛に微笑みかけたくて)
このドラマにとって、最も重要な回と言っても過言ではありません。
・ ・ ・ ・ ・ なんぞと、勝手に語ってみました。